オウム真理教の不思議な習慣

2018.04.05 Thursday 22:47
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なぜ、,暴颪い燭茲Δ塀慣が教団内で常態化していたかですが、私としては主に3つの原因があると考えています。

 

まず、第一に、教団の教えは密教とされていたことの関連性から「秘密」がとても重視されていたことです。

 

特にイニシエーション(秘儀伝授)に関わるワークなどは、秘密だとされていました。

 

例えば、「死と転生」というオペレッタを教団が公演したことがあったのですが、舞台に立つ人達の踊りの練習場は除くのが禁止されたり、同時期に舞台用の衣装を作っていた被服班も厳重に立ち入り禁止になりました。

 

また、食品部と言われていた部署も立ち入り禁止でした。

 

食品部で作っていたお供物について

「どうやって作っているんですか」

と、聞いたところ、

「それは、秘密だよ」

と言われて答えてもらえなかったことがあります。

 

そのとき、

「あ、お供物もイニシエーションの一種だから聞いちゃいけなかったんだ」

と思いました。

 

シークレットワークと呼ばれることもあった秘密のワークは、かなりたくさんありました。

 

そして、誰がシークレットワークに配属しているかよくわからないことも多かったので、相手のワークについては詮索しないことがマナーのようになっていました。

 

一般世間に例えると、「政治」や「宗教」の話がタブーとされるような感覚に近いです。

 

 

 

二つ目は、教団のワークは修行としてとらえられており、余計なことを考えずに、与えられたワークを集中して行うことが高い功徳を積むことになるとされていたことです。

 

 

そして、三つ目は、特に末期の頃にあてはまりますが、教団内では公安のスパイが紛れ込んでいると噂されており、ワークのことについて詮索したりすると、スパイとして疑われるということがあったこととの関係です。

 

アンケートで、

「ワークのことを詮索するサマナ(出家修行者)が周りにいませんか」

などと聞かれることもありました。

 

 

これらの三つの理由から、信者は説明なしに指示に従うようになっていったと思います。

 

私も、説明を求めても教えてもらえないことが続くうちに、だんだんとこの習慣が当たり前になっていきました。

 

この習慣のせいで、違法性があるワークについてもその違法性に気づくことなく、違法なことに関わってしまった信者がたくさんいると思います。(もっとも、違法性のないワークもたくさんありました)

 

 

 

category:オウム真理教の変わった習慣 | by:菊地直子 | - | -