タイトル未定4

2019.05.05 Sunday 06:34
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    彼女は事件の直後から、マスメディアから「わがまま」という評価を一斉に受けて叩かれた。

    しかし、私はそのように感じたことはない。

    むしろその逆だ。


    私が出場したマラソン大会に応援しに来てくれたときなど、走り終えた私に色々気遣ってくれて、世界記録達成部のコーチだった大人であるI.Eさんが

    「優しいわねえ」

    と感心していたくらいだ。


    私は世界記録達成部に所属する前は、親と一緒に出家した子供達がいる「子供班」で、小さい子のお世話をしたり、大きい子には音楽を教えていたりしたのだが、彼女に「わがまま」という評価が当てはまるのであれば、子供班の子全員が「わがまま」だったと思う。

    (彼女は子供班には所属していなかった)

    子供はなんでもストレートに言うから、泣かされたりしたこともある。

    元気がありすぎて手がつけられない子もいたし、問題行動ばかり起こす子もいて、子供班の大人達は、連日のミーティングで頭を悩ませていた。


    だからかもしれないが、彼女と接していて、彼女が特別わがままだと感じたことがない。


    と言うよりも、そもそも子供というのはわがままなのが本来の姿なのではないだろうか?

    それが当たり前で、成長していく過程で少しずつ、自分の感情をコントロールしたり、相手を思いやる気持ちを学んでいくのではないのだろうか?


    そう考えると、当時小学生だった彼女は、子供として当たり前のことすら許されなかったということになる。

    そして悲しいことに、それはこれから始まる彼女の過酷な人生のほんの序奏にすぎない。












    category:- | by:菊地直子 | - | -

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    2020.03.01 Sunday 06:34
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